
「手を出すと甘噛みしてくる」「家具や服までおもちゃ代わりに噛んでしまう……」そんな仔犬の噛み癖に悩んでいませんか?
仔犬が人の手や物を口にするのは、遊びや探索、歯の生え変わりなどに伴ってよく見られる行動です。特に子犬は口を使って周囲を確かめるため、家具や衣類などを噛むこともあります。
とはいえ、「仔犬だから仕方ない」とそのままにしておくのはおすすめできません。
噛んでよいもの・いけないものを少しずつ教えながら、噛みたい気持ちを安全な方法で満たしてあげることが大切です。
今回は、仔犬が噛む主な理由から、今日からできる6つの対処法、しつけで注意したいポイントまで分かりやすくご紹介します。
目次
1. なぜ噛むの?仔犬が噛む5つの主な原因
2. 【実践】仔犬の噛み癖を直す方法6選
3. やってはいけない!噛み癖防止しつけの注意点
4. まとめ&みんなの体験談をシェアしよう!
1. なぜ噛むの?仔犬が噛む5つの主な原因

仔犬の噛み癖を改善するためには、まず「なぜ噛んでいるのか」を知ることが大切です。
単純に「悪いことをしている」と考えるのではなく、そのときの状況や体の様子を観察してみましょう。
①「歯がムズムズする!」歯の生え変わり
仔犬は生後3~4か月頃から乳歯が永久歯へと生え変わり始め、一般的には6~7か月頃までに永久歯がそろっていきます。
この時期は口の中に違和感があり、物を噛みたい欲求が強くなることがあります。家具やおもちゃなどを熱心に噛む場合は、歯の生え変わりが関係している可能性があります。
②「これって何だろう?」好奇心・探索行動
仔犬は周囲にあるものを、匂いを嗅いだり、口にしたりしながら調べます。
そのため、服やスリッパ、家具など、人間から見ると「どうしてこんなものを?」と思う物まで噛んでしまうことがあります。これは仔犬にとって、環境を知るための行動の一つとも考えられます。
③「一緒に遊ぼう!」遊びや興奮
人の手や足が動くと、それを遊びの対象として追いかけたり、口でじゃれたりすることがあります。
特に遊びが盛り上がって興奮すると、甘噛みが強くなったり、服の裾を引っ張ったりすることもあります。仔犬同士の遊びでも口を使ったやり取りはよく見られるため、人と遊ぶときにも噛む行動が出ることがあります。
④「こっちを見て!」注目や遊びの要求
噛んだときに飼い主さんが大きな声を出したり、手を動かしたりすると、それが仔犬にとって「飼い主さんが反応してくれた」という経験になることがあります。
そのため、「かまってほしい」「遊んでほしい」というときに噛む行動が繰り返される可能性もあります。
⑤「もっと遊びたい!」エネルギーが有り余っている
仔犬は好奇心旺盛で、遊びや探索を通してさまざまなことを学んでいきます。
十分に遊んだり、頭を使う時間が取れていなかったりすると、家具を噛むなどの行動が目立つこともあります。ただし、噛み癖の原因を「運動不足だけ」と決めつけず、睡眠・遊び・環境などを総合的に見てあげましょう。
💡 ワンポイント解説
「噛んだ」という結果だけを見るのではなく、「いつ・何を・どんなときに噛んだのか」を観察してみましょう。
遊びの途中なのか、眠そうなときなのか、退屈そうにしているときなのか。噛む前の状況が分かると、先回りしておもちゃを渡すなどの対策がしやすくなります。
2. 【実践】仔犬の噛み癖を直す方法6選

仔犬の噛み癖対策では、「噛んではダメ」と伝えるだけではなく、「こちらなら噛んでいいよ」という選択肢を用意してあげることがポイントです。
【① 噛んでもいいおもちゃへ誘導する】
手や家具を噛もうとしたら、仔犬が安全に遊べるおもちゃへ誘導しましょう。
ロープやラバー製のおもちゃ、フードを使える知育玩具など、愛犬が興味を持つものをいくつか用意しておくと便利です。
ただし、どんなおもちゃでも壊れたり飲み込んだりする可能性があります。愛犬の大きさや噛む力に合ったものを選び、遊んでいる間は様子を見てあげましょう。
【② 噛み始めたら、遊びをいったん終わらせる】
手や服を噛み始めたら、大きなリアクションをせずに遊びを中断します。
少し落ち着いたら、噛んでよいおもちゃを使って遊びを再開しましょう。
「人を噛むと楽しい遊びが終わる」「おもちゃで遊ぶと楽しい」という経験を積み重ねることが大切です。
【③ 噛まれにくい環境をつくる】
服やスリッパ、コードなど、噛まれたくないものは仔犬の届かない場所へ片付けましょう。
「噛まないように教える」ことと同時に、「そもそも噛めないようにする」ことも大切な対策です。
家具などを噛みやすい場合は、ベビーゲートやサークルなどを活用して、仔犬が自由に行ける範囲を一時的に調整するのもよいでしょう。
【④ 手や足をおもちゃにしない】
手をひらひら動かしたり、足や靴下を追いかけさせたりする遊びは避けましょう。
「人の手や足は噛んで遊ぶもの」と覚えてしまうと、普段の生活でも甘噛みにつながる可能性があります。
遊ぶときは、手ではなくおもちゃを使うことを家族みんなで統一しましょう。
【⑤ 興奮する前に休憩する】
遊びが激しくなってきたり、噛む力が強くなってきたりしたら、一度遊びを終えて休憩しましょう。
仔犬の様子をよく見て、噛み始めてから対応するのではなく、「そろそろ興奮してきたな」という段階でおもちゃを切り替えたり、静かに休ませたりするのも一つの方法です。
【⑥ 遊び・トレーニング・知育の時間をつくる】
仔犬には、体を動かす遊びだけでなく、匂いを使った遊びや簡単なトレーニングなど、頭を使う時間も大切です。
フードを使った知育玩具などを取り入れるのも一つの方法です。愛犬の年齢や体力に合わせて、遊びと休息のバランスを整えてあげましょう。
3. やってはいけない!噛み癖防止しつけの注意点

噛まれると痛いので、つい強く叱りたくなりますよね。
しかし、恐怖や痛みを与えて噛み癖を直そうとする方法は避け、できるだけ「噛まなくてもよい行動」を教えていきましょう。AVSAB(米国獣医動物行動学会)は、犬のトレーニングにおいてごほうびを使った方法を推奨し、痛みや恐怖を利用する方法を推奨していません。
【大声で怒鳴ったり、追いかけたりしない】
「痛い!」と大きな声を出したり、噛んだ仔犬を追いかけたりすると、その反応が遊びのようになってしまうことがあります。
落ち着いて手足を引き、必要であればその場を離れて遊びを中断しましょう。仔犬によって反応は異なるため、声を出す方法が興奮を強めてしまう場合は、無理に使わないことも大切です。
【叩く・マズルをつかむなどの体罰はしない】
叩く、鼻先を強くつかむ、押さえつけるなど、恐怖や痛みを利用した方法は避けましょう。
こうした対応は、飼い主さんへの不安や恐怖につながる可能性があり、信頼関係にも影響することがあります。
【噛み癖防止スプレーだけに頼らない】
家具などに苦味や香りのあるスプレーを使う方法もありますが、それだけで噛み癖を解決しようとするのではなく、まずは噛まれたくない物を片付け、噛んでよいおもちゃへ誘導することを基本にしましょう。
また、製品を使用する場合は、犬が舐めたり口にしたりしても安全かどうかを必ず確認し、家具などの素材への影響にも注意してください。
【家族全員でルールを統一する】
「お父さんとは手でじゃれてもいいけれど、お母さんはダメ」という状態では、仔犬も何をしてよいのか分かりにくくなります。
「人の手足は噛まない」「遊ぶときはおもちゃを使う」「噛んだら遊びを一度終える」など、家族でルールを決めて一貫して対応しましょう。
【噛み方が強い・攻撃的な場合は早めに相談する】
遊びの甘噛みとは違い、体を硬くする、うなる、強く噛んで離さない、恐怖や痛みを感じたときに攻撃的になるなどの様子がある場合は、自己判断で対応し続けないことも大切です。
痛みや病気が行動に影響している可能性もあるため、気になる場合はまず獣医師へ相談し、必要に応じて行動の専門家につないでもらいましょう。
4. まとめ&みんなの体験談をシェアしよう!
仔犬の甘噛みや物を噛む行動は、遊びや探索、歯の生え変わりなどに伴って見られる自然な行動です。
大切なのは、ただ「噛んではダメ」と叱ることではありません。噛んでよいおもちゃを用意し、噛まれたくない物は届かない場所に置き、人の手足をおもちゃにしないなど、仔犬が正しい行動を選びやすい環境をつくってあげましょう。
一度で噛み癖がなくなるわけではありません。家族みんなで対応をそろえながら、できたことを褒めて、少しずつ「人や物を噛むより、おもちゃで遊ぶほうが楽しい」と覚えてもらいましょう。
※本コラムでは、一部AI生成画像を使用しております。画像はイメージです。
また、本コラムの内容は一般的な情報提供を目的としており、掲載内容を参考にしたことによる損害等について、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
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